2014-01-01から1年間の記事一覧

悠久の大地の時忘れ屋

ラルラウアは目を開きます。 台の上に寝ていました。 木の天井が見え、光が少し眩しく感じます。 ラルラウアは身体を起こし、辺りを見ると、そこは広くて、どこかもの悲しい部屋でした。「やあ、おはよう」 声に目を動かします。 窓のそばで、椅子に腰を掛け…

静かな夜の二人

三日月の寝息が聞こえる夜に こっそり窓から出ておいで 重いリュックは要らない 君だけを連れておいでよ 大切なモノはいつだって 無くした時に価値を高めるから 夜の隙間に鍵を捨てて 見えない手錠を二人に掛けよう 流れ星が落ちた町に行こう 欠片に鎖を付け…

草むらの中の幸せ

あぁ、涼しい。耳の横を通り過ぎる風が、心地良い。左手に触れる草の水が、涼しい。あぁ、気持ち良い。耳に触れる君の髪が、やわらかい。風に乗って香るシャンプーの香りが、気持ち良い。あぁ、くすぐったい。耳元で花の間を飛び交うハチの羽音が、むずむず…

孤独の人

少し前までは私にも仲間はいた部屋の隅で膝を抱く私は孤独だ寂しくなって、誰かにメールしてみるでも、素じゃできないそんな時、助けてくれるのがお酒だった飲んで、飲んで、飲んで、頭の中をからっぽにさせて朦朧とした状態で、震える指を制してやっほーな…

あなたのことば

あなたにとっては些細なことなのかも知れないほんのちょっとのおもいやりをのせたことば私はそのときついついとぼけてしまった心へ容易につきささり身動きできなかったから時間が経っても残るこの心の痛みけれど不愉快にはならないこの痛み私の人生をそのこ…

物語で最初に作るもの

ということで始まりました、記念すべき第1回目です。よろしくお願いします。早速本題ですが、いざ物語を書こうと思って、最初にぶち当たるのが、「どんな風に作品を作ろう?」というものだと考えられます。「こんな物語が書きたい!!」ビジョンはあるけれど…

嘘つきの告白

1回目は普通だった気がする「君が好きです。付き合って下さい」「だが断る」 小学生のころから付き合いのある男友達は『ただの男友達』としか見れなくて 私はあっさりと断った けれどここからが 本番だった 顔を合わせるたびに言われる言葉「君が好き」 何…

嘘つきの告白

1回目は普通だった気がする「君が好きです。付き合って下さい」「だが断る」 小学生のころから付き合いのある男友達は『ただの男友達』としか見れなくて 私はあっさりと断った けれどここからが 本番だった 顔を合わせるたびに言われる言葉「君が好き」 何…

『本日の死亡確率です』

あなたは、自分の『死亡確率』を御存知だろうか。 あるいは自分の些細な行動によって、他の誰かが死んでいるかもしれないと意識したことがあるだろうか。 中学一年の朝、俺はテレビを見ながら学校へ行く準備をしていた。窓の向こうに見える空はどんよりとし…

モンスターたちとパレードを組み冒険に出よう!

「ドラゴンクエスト モンスターパレード」は、モンスターを操る選ばれしキャラバンマスターとして、冒険するブラウザゲームだ。 ドラゴンクエストでおなじみのモンスターが多数登場。お気に入りのモンスターでパレードを組み冒険の旅へ繰りだそう。敵を倒す…